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そう、時が経てば

多くの記憶がたまに決壊するかのようにあふれ出てくることがある。

今日、その日がやってきた。
そういう日はどんなにがんばっても眠れない。

多くの知識がたまに鉄砲水がごとく流れ込んでくることがある。

昨日、その日がやってきた。
そういう日は恐ろしく甘いものがほしくなる。

多くの音がたまに耳の全面に注ぎ込まれることがある。

おととい、その日がやってきた。
そういう日は恐ろしく鼓動が早くなる。

私のバイオリズムが信じがたいほど狂っている。
それは恐ろしいくらい私らしい。
この心拍の不整はときに、私になにかを与えてくれる。

意外と今の私は旅を始めたころのような新鮮な気分の中に漂っているように思う。
久しく感じていないこの感慨はなんだのだろう。

たぶん。明日、また明日という私はそこにはもうなく、もう明日になってしまうというもの。
この時間を失うのが耐え難い拷問と感じ、月の満ち欠けを残酷な仕打ちに感じている。

桎梏の日々は再び始まり、深い深い奥底にある心象に溶け込んでいく。
この繰り返しの中で今、私は力強い呼吸をしようと思っている。

得ることのできない日がいつくるか、そんなことはわからない。
でも、いずれそういった日がくる。

そう、時が経てば・・・
by mir2004jp | 2009-03-25 23:59 | What I think about
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