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46.真の男は●●●しない(ナイジェリア)

LAGOS、そこはとてつもなくメトロポリス。
現地の人は英語発音であるためか、レゴスといっている。でも、もともとがポルトガル語の潟であるラゴスであるため、こちらで呼ぶ人も多い。

さて、レゴスです。おそらくアフリカが好きで、音楽が好きな人間にとってここは聖地だと思います。ここから少し北のイケジャにはフェラ・クティのアフリカン・シュラインがあることからもわかるように、現代アフリカ音楽を語る上ではずせないアフロ・ビートがすぐそこにあるのです。このナイジェリアはすこぶる音楽がよいのです。ハルナ・イショラをはじめとするヨルバの音楽に私はメロメロであったため、偽造CDなどを購入しにレゴス島に行ったものでした。一枚は1ドルしないくらいです。基本的に交渉がベースですが、纏め買いは安いのです。日本どころか、ヨーロッパでも手に入らないレアなものも見つかるのですが、音を聞かないで買うとたまにはずれを引きます。音が入っていない・・・

と、音楽について長く書いてしまうとタイトルから逸脱してしまうので、本題に入りますと、このタイトル、実は、現地の看板に書かれていたのです。

私はヤバ地区に滞在していたため、やたらに大きいレゴスはミニバスを利用しないではまわれないのです。ヤバのバスターミナルかオジェレバのバスターミナルを多用した私は、いつもアフリカではかなり近未来とも言える空の橋の上のような高架をかけるミニバスが楽しくてたまりませんでした。そんな折、高架の終わりごろに、ふっと左上の看板をみると女性が悩ましいポーズで座っている黒い看板があるではないですか。

書いてある言葉は、「真の男はレイプしない」とある。

どういうことなんだ!
思わず笑ってしまいました。そして、この尋常じゃない看板を誰かに伝えたくてしかたありませんでした。

意外と多いようです。なんでなんでしょう。
世の中にはいろいろな話を聞きます。

・南アフリカ、ボツワナあたりのAIDSを治すことができる迷信
幼児と性交渉をもつ(基本はレイプのようです)。おかげで、ボツワナは一時期、10代の子供の60%がAIDSだったとか。

・フツによるツチ虐殺
1994年のハビャリャマナ大統領のヘリ墜落に伴い多数派フツによる少数派ツチへの虐殺の際に、古くはソマリから下ってきたと思われるスラッとした美しいツチの女性をAIDSキャリアのフツがレイプ。いわゆる人間兵器。

私は東南アジアもそうですが、アフリカというとAIDSのキャリアの比率が多いという印象は強くありました。なので、いくつかのこの女性にとってあるまじき事態は、アフリカにおいては大きな問題でもあるという再認識をするに至りました。

たしかに、私の宿泊した宿は、どこも安宿であったため、枕の下には大抵コンドームがありました。ひどい宿では、宿の中の通路に使用済みのコンドームもありました。使っているだけましなのかもしれませんが。

こういった話はまた時間のあるときにまとまった形で書きます。

いずれにせよ、レゴスははじめて旅行者の身の危険だけではなく、現地の人も危険ということを意識せずにはいられない町でした。

一人旅、楽しくてわくわくしますが、その分の危険は一杯というわけです。
今日は、眠いので、違う話題の際に、また書きます。

書き込みが不適切でしたので、件名を修正いたしました。
by mir2004jp | 2008-01-08 00:09 | Africa
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