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ぼくの命を救ってくれなかった友へ

エルヴェ・ギベールの死は91年12月のこと。
フレディ・マーキュリーの死は91年11月のこと。
この二人の死には、いずれもエイズが影響している。

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エルヴェ・ギベールのこの本を私が手にとったのは、今から7年前のことだった。
それから、私はこの本に何度も助けられている。私はエイズではないし、同性愛者でもないが、テンポがよく、日記のようなこの本はカタルシスを楽しむための本ではなく、一人の個の存在を認識することに強い力を発揮しているように感じるものなのです。

幾度も辛いことを重ねて一年、二年という長い期間を過ごさないといけないときが誰しもあるものと思います。でも、この本があるとまだまだ私は頑張れるような気になるのです。

友人の死、友人の裏切り。
そんなものが転がっています。
でも、それらは、いつだって、どこにだって転がっています。
振り返れば、案外、思い出せるものだけど、そこから進んでいかないと次がない。
なのに、私は進むことができる状況ではない。そんなとき、どうしたらいいのか?
書いてありません。自分で考えるのです。
by mir2004jp | 2004-06-16 16:24 | Book
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