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アリスについて

アリスという名前はすごく惹きつけられる。
そこで、アリスについて適当に書いてみる。
世の中で一番有名なアリスはおそらくアリス・リデルではないかと思う。
少女好きのチャールズ・ドッジソンによって写真に捉えられていたアリスは、写真の国から文学の国を旅する。それも、彼女という存在を指す名前が次々といろんな国を旅することになる。現在では、アリスのティーパーティなどもあるわけだから、フィギュアの国も旅することになった。スウィフトのガリバーもこれほど長い間、異なった地に旅はしていられなかったのではないだろうか。
ちなみに、「少女アリス」という沢渡朔の写真集はサマンサ=アリス、ドッジソン=沢渡
といったところだろう。

そして、「不思議の国のアリス」についてであるが、ヤン・シュヴァイクマイエルやマルティン・シュリークのように本当に不思議な不思議の国のアリスを作ってしまうほどの魅力ある作品だと言える。
さらに不思議な路線としては、新潮社から出ている「不思議の国のアリス」は、訳者が矢川澄子なのだ。矢川澄子といえば、かの有名な澁澤龍彦の妻であった。おそらく、この手の映画に生きていれば澁澤は興味をもったはずである。

このアリスという名前だが、本来は「高貴な」といった意味があるのだが、どちらかというと、「不思議な」の方がわたしとしては、似合っているのではないかと思ってしまう。
by mir2004jp | 2004-06-08 01:44 | Myself
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