トニー・ガトリフの映画は好きなのである。
ラチョ・ドロームはロム音楽をインドからスペインまでフィルムが追いかける。
タラフ・ドゥ・ハイドゥークスが出ている。
ベンゴはフラメンコが痺れる。ファミリアの闘争はとってつけたもの。
アントニオ・カナーレス、ラ・パケーラ・デ・ヘレス(2004年4月27日没)、トマティートまで出ている。
ガッジョ・ディーロは、ルーマニアのロムの村に一人のフランス青年が音楽を形見の歌声を求めていく。唯一、音楽とストーリーがかみ合った。
ロマン・デュリスが出ている。
モンドはル・クレジオの原作を映画化。おそらく、この監督の映画の中では、人工的な音というのが一番少なく、作品自体も実に美しい。私は一番のお気に入りにこれを挙げる。ル・クレジオの原作をかなり忠実に再現していることに好感を抱く。
さて、今回の僕のスウィング。
曲はいい。出てくる女優も美しい。子供だけど。小舟に蓄音機から音が流れるシーンはかなりいい。作品としては、一夏の小さな恋のメロディといったところか。
チャボロ・シュミットが出ている。
なんにせよ、この監督の映画で今のところはずれはない。
すごい確率だ。
まだ、「ガスパール/君と過ごした季節」と「イ・ムヴリーニ」は見ていないが、早いところ、ガスパールの方は見なければ・・・