第二次世界大戦のユーゴスラヴィアを舞台にした坂口尚の漫画です。
クリロ、フィー、イヴァンの3人を軸にしたナチスによる占領下に彼等のとった行動とその行動によって迎えた末路が哀しさと平和の重要性を訴えます。
■簡単な所感
場所はスロベニア。
クリロとフィーは同級性で彼らには新しい先生フンベルバルディングがやってきます。
自然について学んでいく彼等とは別に、世界は戦争へと突き進みます。クリロの兄は政治に熱くなっていき、家を出ていき、クリロとフィーは近くの鍾乳洞への課外授業で攻撃を受け、バラバラになります。ここで、多くの友人を亡くします。
クリロは兄を探し、衝撃の事実をしり、フィーは強制収容所へと送り込まれる。
哀しい現実の中、生きることを必死に模索し、兄弟の絆に苦しみ、ただ信じるものを探す彼等に共感を覚えます。
石の花とは何なのか?
彼等が知った本当に大切なものとは?
私にとって大事な5巻完結の漫画です。