大学生の頃だった。
その頃、すごく好きでしかたない曲ができた。その曲名は、「God Give Me Strength」がその曲だ。
曲の内容は、知らなかった。ただ、せつない。ピアノとElvis Costeloが奏でるしっとりとしたメロディは私の中に焼きついた。
それから、数年後。Sweet Melodiesというアルバムを購入した。
仕事を終えた夜にベッドに寄りかかりながら、シングル・モルトのCraggarnmore(クラガンモア)を傾ける。このひと時が、私にとって癒しの時間だった。
それが、最近になって、Club Jazzっぽく、このバート・バカラックの曲をアレンジしているアルバムが発売された。聞いてみた。女性がこの切ないバラードを歌っていた。私は、やはりエルヴィス・コステロの方が好きなのだが、この女性のもなかなかの味わいを感じた。
久々に、私の部屋にはバート・バカラックが流れている。